Automatico M1918のやばさ
脳死ぶっぱでeasy killのNSW(Non Skill Weapon)って感じにヘイトがやばい。同じこと言い並べただけですが、人はやばいものと対峙すると、やばいとしか語尾に言えなくなる。そんなAutomaticoの話です
マチコがぶっ壊れとされる理由
TTK(Time to Kill)
このことを少し考えるには、TTKというデータに出てもらいましょう。キルに至るまでの時間という意味です。ヨーイドンで互いに撃ち始めて全弾着弾した時、どの武器なら勝つかが分かります。見た方が早いでしょう
SymthicというBFやその他ゲームの武器データを集めたサイトがあります。Symthicでは、このようにデータをチャート化して出力する機能があるので持ってきました。2017年2月2日時点でのデータです
比較はAutomatico M1918(突撃歩兵)、MP18(塹壕)、Autoloading(拡張)、BAR(突撃歩兵)となっています
縦軸のTTKは下に行くほどキルが早いということを示しますが、実際は反動やら弾速やら拡散やらを考慮しなければいけないので、単純な強いという指標にはなりません。あくまで弾が当たるならという条件付きです。それを考慮するために横軸があります
その横軸の距離(m)なんですが、僕みたいに、距離の感覚が掴みにくい人もいると思います。もしくは現実の距離感は掴めてるけど、ゲームになると分からなくなるという人もいるでしょう。そこでBF1での10mおきを撮ってきました。範囲は10mから40mです。立っている位置から窓までの距離と考えてください
40m
30m
20m
10m
見ての通り、Amiens(アミアン)の橋沿いの建物になります。部屋が10mおきに設計されていて分かりやすいです。ちなみに橋から橋までが50mから60mぐらいです
マチコに勝てる武器はあるのか
30m。これがマチコ(突撃歩兵)のリコイルが可能で当たる限界距離かなと思っています。つまり、30m以内でTTKで負けているなら、反動や拡散考慮しても勝てないだろうと思うのです。この辺りデータで説明できないのが残念ですが、 距離については皆さんの感覚で当てはめてみてください
それで、Symthicの表に戻ってほしいんですが、13mまでマチコが勝つのはもちろんとして、ちょっと間で負けるも、17mからはマチコがAutoloadingに逆転します。セミオートだから少し距離取ってれば優位性があると思ったら、実は違うのです。M1907SLでもこの現象が起きます。Selbstraderは40mないとマチコに負けます。Mondragonも31mないと勝てません。Cei-Rigottiだけ23mから36mで有利になる特異性があります
援護兵代表ということで載せたBARも22m必要です
そして突撃兵には突撃兵のはずなんですが、MP18は終始TTKで負けています。Hellriegelも同じような特性になります。マチコにはマチコしかないというわけです。でもそれって武器の違いを嗜むゲームとしてどうなのでしょうか
マチコの他の問題点
このように、エイムさえあれば大体食えてしまう性能になっているのが、問題の大筋だと思います。しかし他にも
- ガスグレがやばい。ADSすら封じられたら対抗できないに等しい
- リロードわりと早い。MP18よりも少し早い
- 腰撃ちで当たる。塹壕モデルに至ってはさらに強化される
という脅威もあります
解決するには
拡散を上げる、リロードを少し遅くする、MP18の性能を上げる(Hellriegelは弾数が圧倒的に多いのでこれぐらいでもよい)、もう少し看護武器で勝てるようにするといったことが考えつきます
最後に
SGが扱いにくい人のためにフルオートの近距離お手軽武器が欲しいのは確かですが、中距離も怪しいとなってくるとぶっ壊れと言われるようになります
さらに、BF1は、前作に比べるとスローペースなデザインです。突撃兵だけでオラオラできないように看護兵を分業にしましたし、地上兵器がオラオラ進めないように攻撃手段がかなり増えていて、対空砲は各地に存在しています。前線での攻め引きが重要になっているのです。こういうゲームデザインで高レート武器があると違和感が出てきます。なので調整には慎重にならないといけないはずなのですが、結果は多くの批判の嵐です
去年の10月に出てるのにまだ修正もしていません。今月のパッチに期待したいところですが、果たしてどうなるのでしょうか・・