Thumbs upper

悪いねよりいいね

配信サービスBeam.pro(現Mixer)を利用してみた

 

サービス名がBeamからMixerに変更になりましたが、基本的な使い方に変更はないので、そのまま残します

 

いくつか配信できないゲームのための解決法を書きました

thumbsupper.hatenablog.com

 

Beamの特徴

とりあえずBeamへのリンク

Beam | Interactive Livestreaming

 

Beamでは、FTL(Faster Than Light streaming protocol)という独自の配信方式を利用することで、配信ラグ1秒未満を実現しています。一般的なRTMP配信を利用することもでき、この場合でも2-5秒という低遅延です

 

高速配信により実現される、配信者と視聴者の活発な交流。BeamはこれをInteractiveと呼称しています。その1つとして、視聴者が、配信者の画面を見ながら配信者のゲームを操作する機能があります。このためのコントローラーを配信画面に表示することが可能です。ゲームの開発者は、既存のゲームにたった25行のコードを書くだけで、この機能に対応させられるとBeamは言います。まだSurgeon SImulatorとマイクラと知らないの1つしか対応してなさそうですが、Beamが広まれば色んなゲームで実現されるかもしれないですね

 

で、こういうのがお目当てでなければTwitchとかニコニコ生放送とか使うと思うのですが、他にもちょっとした特徴はあります

  1. 視聴継続によるレベルアップやスパーク(ポイント)稼ぎで、何らかのサービスが解放されたりチャット欄で使えるエモートが解放されたりします。Uplayなんかでも御馴染みのよくあるゲーミィフィケーションです
  2. 視聴者のアクセス解析機能。単純に見てもらいたいって人にも役立ちますし、商業利用者は参考になります。Beamは配信のマネタイズには色々と考えを置いてるようです
  3. 分かりやすいロードマップ。進行具合こそ示されていませんが、実装済みの機能とComing soon機能で色分けされています。Co-StreamingとかTeam Based Interactive Gamesとか気になる予定が見つかります

挙げるならこれぐらいです。後はあんまりTwitchと変わらないと思います。配信の録画を切り抜き編集したりYouTubeへエクスポートしたりというような機能の不足はありますが、MP4でダウンロードできるので、全く不便というわけではありません

 

Beamの始め方

ログイン

Microsoftアカウント、Twitterアカウント、Discordアカウントを利用したログインが可能(普通にアカウントも作れる)です。これは難しくないと思うので割愛

 

配信ソフトの導入

残念ながらSHAREオーバーレイをAlt Zで開いてワンクリ配信開始!とはいきません。今のところOBSやXsplitでの配信ができます。OBSは無料のオープンソースソフトウェアでXsplitは有料ソフトウェアです。どちらもその他の配信サービスでも利用できる優秀なソフトとして知られています。近々Windows10さえ入れていれば簡単にBeamで配信できるようになるそうですが、その話は実現してからまた追々

 

で、OBSの紹介をしようと思うのですが、これがややこしい。最初に紹介したラグ1秒未満のFTL配信をするには、TachyonというOBS派生のソフトか、OBS FTLというこれまたOBS派生のソフト、どちらかを入れる必要があります。Beamではどちらも紹介されています。え、じゃあどっち入れればいいんだよと

 

調べた感じでは、

Tachyon

  • 更新頻度が少ない
  • バグが多い

OBS FTL

  • β版だが更新は頻繁(何日かおき)
  • Beamもこちらに熱心に見える

ということなので、OBS FTLを推奨したいと思います。ちなみに、公式の回答によれば、元々のOBSにFTLを統合したいというのが内心のようです

 

※なお、RTMP配信をしたい方は、通常のOBSやXsplitで問題ありません。以降はFTL配信のやり方です

 

まずはこちらからOBS FTLをダウンロードします

Releases · WatchBeam/obs-studio-ftl · GitHub

 

こんな感じのページが出ると思います。下の方までスクロールすると古いバージョンになるので、画像にもあるLatest releaseのところから.msiと書いてあるファイルを選んでダウンロードしてください。ダウンロードしたら実行。後は多分OK押すだけなので大丈夫です

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OBS FTLの設定

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OBSは開けましたか?画像右下を見てください。「スタジオモード」の下に「設定」があると思います。これを開きます

 

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左から「配信」を選んで、「配信種別」のとこを「Beam FTL Service」にします。サーバーはAsia: Tokyoでこのまま。遠くのサーバーはラグが発生するので推奨されません。そしてストリームキーなのですが、続いてはこれをBeamに発行してもらいましょう

 

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※画像が見づらい時はクリックして拡大してください

 

まずはBeamのサイトに行き、右上の丸枠に囲まれた人型のアイコンをクリックします。そうすると右側にMANAGE CHANNELが出ているはずです。これを押せば画像のような三段開きになります

 

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次に中段一番上のSETUP STREAMを押すと、このような画面になります。ここではOBSを使うのでUSE OBSを選びます。少しするとStrem Keyと書いてある項目が出てくるので、これを控えます。僕の場合なぜかコピペできませんでした。控えたら、先ほどのOBSの設定に戻り、控えたストリームキーを入力します。これで準備は完了です

 

配信タイトルの設定

これはBeam側で設定しなければなりません。配信中であれば配信ページからも設定できますがMixerになってからもMANAGE CHANNELからの変更が必要になりました。正直不便なので、今後元の仕様に戻るかもしれません。配信前はMANAGE CHANNELから設定します

 

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Stream Titleはまんまタイトルです。Game you're streamingはゲームのタイトル名を入れます。Twitchと同じく、途中までタイトル名を入れれば、オートコンプリートで補完候補がでてきます。その下の文字を書き込むところは自己紹介です。日本語でも問題ありません。外人の方にも見てもらいたいなら、簡単な英語の注意を添えておけばいいでしょう。Share Textは、視聴者がTwitterFacebook等への共有ボタンを押した際に書き込まれる内容です。%USER%と見慣れない文字がありますが、これは実際はあなたのユーザー名に置き換わり、例えば僕が配信者の場合だと"I'm watching tsukkutotsuku's stream."となります。%URL%も同じ置き換え文字です。どう置き換わるかは分かりますよね

 

配信を録画したい場合は、画像左下のKeep recordings [VoDs] of my streamsをオン(画像のような青い状態)にします。デフォルトでは機能がオフになっているので、録画したい場合は必ず設定しましょう。録画をダウンロードする時は、画像外の上にあるVODSタブを選び、DOWNLOADでおkです。なお、OBSには配信と同時にローカルに録画する機能がありますが、遅延に影響が出るため推奨されていません。こちらの機能を利用しましょう

 

配信する

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まずはソースのとこの白枠で右クリックして、ゲームキャプチャを選んでください

 

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OK

 

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このままOKでもいいのですが、ゲームによっては真っ黒な画面が配信される場合があるので、その場合「モード」を「特定のウィンドウをキャプチャ」に変更し、「ウィンドウ」から起動しているゲームを指定します。そしてOKです。最初の画面に戻ると思うので「配信開始」を押しましょう

 

コメントビューアを導入する

配信中、他の人がコメントした内容を確認したいことが多々あります。でも、いちいちブラウザを開きに行くのは面倒です。そこでゲーム上にオーバーレイとして配信コメントを表示してくれるのが、通称コメントビューアです。コメビュとも言われます

 

Beamのコメビュは調べた限り2つあります。WEBで設定する英語のMollari.Chat、別途ソフトを起動する日本のBeam Comment Viewerがあります

 

私は特に考えなくMollariを選びました。なので検討や導入含め、こちらのリンクを参考にしてください

 

ch.nicovideo.jp

 

ch.nicovideo.jp

 

決して、投げたとか、もう文字打つの疲れたとかじゃないよ!既にある素晴らしい情報は有効に使っていこうってことだよ!

 

Beamの可能性

使いたい人向けはここまで。さて、ちょっと書きましたが、BeamはWindows10で簡単に利用できるようになるかもしれません。書いてなかったんですが、Beamは昨年Microsoftに買収されたサービスなのです

 

PCゲームの多くはfor Windowsです。PCゲーマーは大体Windowsでゲームをしています。もしかしたら、BeamがWindowsのデフォルト配信プラットフォームになって、最終的に配信業界をもMSが席巻する可能性があります。しかもBeamにはそれだけのポテンシャル、FTLがあるのです

 

ゲームの大会は、今まで遅延配信をしてきました。元々の遅延も含め、さらにわざとディレイを入れています。もちろんこれは大会の公平性を期すためです。しかし、あえてFTLというほぼ無遅延な配信を入れて、アドバイスがある中での対戦をしたらどうなるのか。まるで目隠しを付けたスイカ割のように面白い体験が生まれるのではないでしょうか。まぁ大会でそんなことはできないでしょうが・・

 

実際使ってみて、コメントが即座に動画で読み上げられるの見ると、すごい感動したんですよね。 ちょうどバイオ7が今日出てますけど、ホラーゲームをノー遅延で配信できたら、配信者「うわああああ(≧▽≦)」視聴者「今のやつやばいでしょww」配信者「やばかたわやばかたわぁ( ̄д ̄)」って、感情的なやり取りを素早くできるんですよ

 

でも、例えば、配信者と視聴者がフレンドでVCを繋いでいたとして、遅延のある配信だと、配信者「うわああああ(≧▽≦)」視聴者「???」配信者「今の見た?見た?」視聴者「・・あぁこれか」ってなって、何か皆萎えちゃいますよね。同時に見てるってことがいかに大切か分かります。実際バイオ7は配信多いです(と言っても50とかぐらいで、まだまだBeamが人気じゃないっていうのが分かります)

 

今まではオフラインでこういう体験を共有するのが一般的だったと思います。しかしBeamのおかげで、オンラインのフレンドともシームレスなやり取りができるようになりました。もちろんこれはオフラインでの共有を否定するものでもなく、どちらも楽しめるようになり、選択肢が増えたことが重要なのです

 

何かが来そうなBeamを皆さんも使ってみてください